秘書の仕事の流れ
私が出勤する時間は午前7時30分。会社は8時に始業なので30分前に出社します。
出社するとまず社長室の掃除から始まります。
部屋は12畳くらいの広さなのですが、応接セットなどが入っていますし観葉植物も置いてあるので掃除がしにくいです。
掃除が終わると社長室に飾ってあるお花を簡単に手入れして、始業前にメールのチェックは行います。
社長の個人メールに直接届くメールはチェックできませんが、会社のホームページに掲示した会社用のアドレスに届いたメールをチェックし、クレームや要望であれば営業部に回し、社長個人のメールは(ほとんどありませんが)社長に転送します。
その後始業の時間が来ると、社長が出社。
基本的に朝8時前後にやってきます。
社長が出社するとコーヒーを淹れて今日のスケジュールを確認します。
会議が入っている、来客者が何時から何名来るなどの確認を行い、会議があれば作成した資料を確認してもらい、来客者が来るなら「午前10時半頃から会議室のエアコンを入れておいて」などの指示が入ります。
昼食は基本的に社長室で摂り、お昼休みの間も社長室で電話応対やメールチェックなどを行います。
時々、社長から買い物などの用事を頼まれる事があり、外出する事も。
基本的にその日どのような行動をするかは、社長の指示や社長の行動によります。
終業時間は午後5時ですが、社長が退社するまでは基本的に会社にいます。
夜7時まで仕事をする事もあり、残業は月に20~30時間はあります。
残業は勤務する会社にもよりますし、私よりも不規則な勤務になる秘書の方もいるでしょう。
勤務時間は8時間と決まっていますが、状況により残業は発生します。
もし残業が出来ないという方は、転職面接時に素直に相談しましょう。
採用されたいばかりに「残業が出来ます」とウソをついてしまうと、後が苦しくなります。
秘書と一般事務との違い
前述したように、秘書と一般事務職とは上司のために働くか、それとも部署全体のために働くかの違いがあります。
秘書の中には社長の出張に付き添い、休日返上で仕事をしている方もいますし、上司の出勤時間に合わせて、不規則な勤務を行っている方も。
「上司ファースト」が秘書の本質なので「今日中に会議の資料を揃えて」と言われれば逆らう事は出来ません。
上司と相談しながら仕事を進めるというよりも、上司の忠実な部下である事が秘書には求められます。
上司ファーストが嫌だと言う方、土日祝日にしっかり休みたい方、残業は出来ないと言う方は一般事務を選択する方が無難かもしれません。
→一般事務と秘書との仕事の違いをしっかり把握する
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秘書の仕事は上司(社長などの重役)のスケジュールを調整したり、会議の資料作成、出張先のホテルや航空券の手配、社長室の片付け、メールチェックなど、上司に絡む庶務を一手に引き受けます。
基本的に「上司よりも先に出社し、上司よりも後に退社する」ため、どうしても残業が発生するケースも。
女性の転職先として秘書は人気がありますが、上司の行動に左右される仕事なので小さなお子さんを育てながら働く方には難しい面もあるのです。
このページでは秘書の一日をご紹介しています。